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住友商事/移動式水素ステーション開発

2003年02月02日/未分類

住友商事(株)とエア・ウオ―ター(株)の合弁会社である住商エア・ウォーター(株)は、燃料電池自動車への水素供給用に「移動式水素ステーション」を日本で初めて開発した。
既にトヨタ自動車への販売及び日産自動車へのレンタルでの採用が決定しており、燃料電池自動車メーカーを中心に販売を拡大し、定置型の水素ステーション建設と併せ今後の水素事業の柱としていく。
住商エア・ウォーターが開発・製作した「移動式水素ステーション」は、10トン・トラックや大型トレーラー上に超高圧容器、コンプレッサー、超高圧ディスペンサー等をシステム搭載したもので、燃料電池自動車が要求する場所に移動し、その場で圧縮水素を供給する。
販売価格は1台約5-6 000万円。水素の圧力は燃料電池自動車側の燃料タンクの最高圧力である350気圧をクリアする400気圧を実現、水素ステーションより自動車の燃料タンクに直接供給することができる。
住商エア・ウォーターは自動車メーカー以外にも公共交通機関や地方自治体等、今後燃料電池自動車の導入が見込まれる事業者への販売を行う。また、将来的には工場やレストラン、家庭用の電源として利用される燃料電池の水素補給車としての利用も想定している。
さらに、今回実用化したタイプのほか、住商エア・ウォーターが独占販売権を持つベルギーのバンデンボロ・ハイドロジェン・システムズ社製の水素発生装置(水の電気分解方式)をあわせ搭載した自己完結型の移動式水素ステーションや850気圧の超高圧での水素ステーションも近々実用化する計画である。

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