三菱倉庫／埼玉県新座市に配送センター４月竣工

三菱倉庫(株)が首都圏内陸部の営業拠点拡充のため埼玉県新座市で昨年５月着工した「新座配送センター」が、ことし４月に完工の運びとなった。
同社は、埼玉県では約40年前から戸田市、児玉郡、八潮市と施設を増強してきたが、新座配送センターはこの一環として建設を計画したもので、埼玉県内の倉庫面積は合計８３ ０００㎡となる。
　　　
新座配送センターは、ＪＲ新座貨物駅から約３km、関越自動車道所沢インターチェンジから約４kmの好立地にあり、既設の倉庫群とネットワークにより、首都圏内陸部における同社の保管・配送サービスを一層充実させる新たな営業拠点となる。
新座配送センターでは、主として三菱製紙(株)と山之内製薬(株)の配送センター業務を行なう他、食品等の取扱いも予定している。
三菱製紙には、同社の関東内陸部の物流拠点として、約1 150㎡の全天候型荷捌場を設けて大量の入出庫に対応し、また、ＪＲコンテナの横付けに便利なピアー型トラックバースを採用するなど、同社が推進する鉄道輸送へのモーダルシフトにも対応する。
山之内製薬には、東日本エリア全域をカバーする配送センターとして、定温・防塵の専用スペースと、同社独自の医薬品配送センターシステムによる効率的な保管・配送一貫サービスを提供する。
施設の概要
施設名称：新座配送センター
所在地：埼玉県新座市本多一丁目１５－６
敷地面積：約１５ ３００㎡
建物構造：鉄筋コンクリート造５階建
延床面積：約２８ ６００㎡
工 期：着工　平成１４年５月、竣工　平成１５年４月
総投資額：用地購入費 約19億円
建設工事費 約25億円
合計 約44億円