NECインフロンティア／従来比2倍の読み書き距離の非接触型ICカードリーダライタ新発売

NECインフロンティア(株)は、ISO/IEC14443タイプA対応の非接触型ICカードリーダライタ2機種、「SB1112」（基板モジュールタイプ）および「SR1012」（据え置きタイプ）を開発し、2月20日より販売を開始する。
新商品は、昨年秋に改正された電波法関連法令に合わせて開発を進めていたもので、新法令にて新たに規定された「誘導式読み書き通信設備」の総務省の指定番号を取得している。
この結果、従来タイプと同じ大きさと形状で、従来比約2倍のICカードとの読み書き距離を実現。
従来のカテゴリーでは、規定によりカードとリーダライタがかなり近接した状態でしか読み書きができなかったが、改正で電波の出力等の規制が緩和され、読み書き距離を伸ばすことが可能になった。
これにより、カードの読み書き性能が向上するとともに、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、これまではカードの読み書き性能を向上させるために電波の出力を大きくする際は、ユーザー側で機器ごとに無線局の免許を取得する必要があったが、誘導式読み書き通信設備では、製造時にメーカー側で一括して指定番号を取得するだけで済み、ユーザーは特別な手続きなしで利用できる。