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田中貴金属工業/プリント配線板の生産能力20%増強

2009年06月22日/物流施設

田中貴金属工業は6月22日、山形・鶴岡市にある鶴岡工場の主要業務、プリント配線板の生産能力を20%増強すると発表した。

CAD端末の入れ替えや増設などにより新規図番の処理能力を1.5倍に引き上げるとともに、需要増への対応と納期の短縮化を図るなど、同事業を一層強化する考えだ。
 
同敷地内の建屋を1500㎡拡大し、設備レイアウトの見直しを行い、増産体制を整える。プリント配線板の製造以外にも、新製品開発のための試作品の設計から、少量、中量のリピート品の部品実装に加え、配線板から部品実装の一貫製造体制を強化する。

これにより、鶴岡工場の2009年度の売上げ目標を約30%増の80億円に上方修正した。

鶴岡工場では、プリント配線板の製造に加え、高性能のプリント配線の設計から実装まで一貫した製造体制の強化に積極的に取組んでいる。顧客の商品開発の加速化と、商品の高性能化、高速化、高密度化による超高度な技術の要求に迅速に応えるため、2007年からプリント配線板の設計事務所を東京に開設し、事業強化を図ってきた。

2008年後半から、顧客層が厚い関東地区へのサポート体制を強化するため、製造技術エンジニアも東京に配置して、新製品開発の迅速化に取り組んできた。この結果、関東地区の新規受注件数が30%も増加し、2009年度は新製品を中心に、さらに20%の受注拡大を目指している。

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