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豊田通商/海コン内の貨物ズレを防ぐ固定具「エコ‐ラッシュ タイプS/タイプP」発売

2003年03月05日/未分類

豊田通商(株) は、リ環境対応商品としてスチールラッシングの「エコ‐ラッシュ(Eco-Lash)タイプS」を開発した。また、東陽荷役運輸(株)と、大日本紙業(株)が共同開発した、廃紙管とスチールを使用した「エコ‐ラッシュ(Eco-Lash)タイプP」も併せて、販売を開始した。 
                            
ラッシング材は、海上輸送用コンテナ内の貨物のズレを防ぐための固定具のことで、木材製で、特に中国・オーストラリア・ブラジル・EUなど特定の国向け輸出コンテナには燻蒸・熱処理した木材ラッシング材使用が必須となっており、且つ燻蒸処理・熱処理証明書の発行添付が義務付けられている。
こうした燻蒸・熱処理材は高価で、規制対象国に於ける通関リスクもあるばかりでなく、証明書取得費用がかかる上、工数負担が大きく、又、木材であるため現地にて廃棄物が発生するなど環境面での問題もあった。
豊田通商では、こうした問題点を解決すべくラッシング材の材質をスチールとした「エコ‐ラッシュ(Eco-Lash)タイプS」を開発した。
「エコ‐ラッシュ(Eco-Lash)タイプS」の採用により、木材ラッシング材(燻蒸・熱処理材)が不要となり木材資源の節減に繋がるとともに、証明書の取得が不要となりコストが約40%削減される。更にスチール製であるため、スクラップとして売却が可能になり、廃棄物が発生しないので、環境保全にも貢献できる。
また、コンテナ内に多段積された貨物の上段のズレを防ぐ固定具「エコ・ラッシュ(Eco-Lash)タイプP」は、東陽荷役運輸・大日本紙業が開発した環境対応型商品で、段ボールメーカー・新聞業界から回収される巻取紙の芯である廃紙管とスチールのC鋼でできている。
従来、段ボールメーカー・新聞業界から回収される廃紙管はリユース若しくは廃棄されていたが、ラッシング材として再利用され、従来使用していた木材も不要になるため、木材資源の節減に繋がる。
豊田通商は「エコ‐ラッシュ(Eco-Lash)タイプS及びタイプP」の総販売元として、製造メーカーや、港湾運送業者などに販売し、3年後には、売上高10億円を目指す。

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