村田機械、ＮＥＣ／ロジスティクスソリューション分野で業務提携

村田機械(株)および日本電気(株)は、総合的ロジスティクスソリューション分野において業務提携することで基本合意した。
近年の企業経営においては、競争力強化を目的として、調達・生産・販売・物流の全体最適を実現するためのサプライチェーン・マネジメントの強化が大きな経営課題となって折り、企業内ロジスティックスの効率化を実現し、在庫削減・リードタイム短縮などの合理化と新たなビジネスモデル創造が急務となっている。
NECおよび村田機械では、こうした市場ニーズに応え、業務改善コンサルから情報システムの構築・運用サービス、物流機器までを一貫して提供するロジスティクスソリューションの販売を目的として、今回の業務提携を決定した。
提携項内容
・両社のノウハウを結集した最適なソリューション提供
・販売活動における協力推進
・次世代ロジスティクスソリューションの共同開発
今後両社は顧客企業への提案を両社共同で実施するほか、提案対象企業に関する情報共有などを行い、両社のノウハウを結集した最適なソリューション提供を行なう。
・両社のノウハウを結集した最適なソリューションを提供
自動倉庫・高速仕分け装置・無人搬送車などの物流機器を中核とした村田機械の物流センターシステム提供ノウハウと、物流サービスや業務全体の効率化を実現するSCEMやERPなどNECが有する情報システム構築ノウハウを統合したロジスティクスソリューションを提供する。
これにより、顧客企業は、物流業務に関する業務改善コンサルから情報システムの構築・運用サービス、物流機器までを一貫して導入し、物流関連業務の効率化やサービス品質の向上などを実現することが可能となる。
物の入庫・発送などの配送状況を入力する無線ハンディターミナルについて、NECインフロンティア(株)の業務端末をNECから供給するなどの協力も行なう。
・次世代ロジスティクスソリューションの共同開発
情報システムと連動した物流システムを構築し、倉庫や配送現場における作業状況と受発注・出荷・在庫情報の管理などのリアルタイム連携を短期間かつ経済的に実現可能とするソリューションを開発し、今秋以降に販売を開始する。