中国日本国大使館／中国経済週報（2003.4.12～4.18）

在中国日本国大使館は中国経済週報（2003.4.12～4.18）を発表した。
概況・経済政策
■国家統計局によると、第1四半期の国内総生産（GDP）は2兆3 562億元で、前年同期比で年率9.9％に達した。（4/18人民日報P1）
財政・金融
■国家外貨管理局によると、2002年末時点の中国の対外債務残高は1 685億3 800万ドル（前年比-0.92％）。（4/18経済日報P2）
■17日、2003年度記帳式国債（第三期）を発行。発行額は260億元、応募者利回りは3.40％。（4/17経済日報P2）
■中国人民銀行によると、第1四半期に４つの金融資産管理公司が処理した不良債権総額は3 434億6 900万元。715億2 400万元を回収し、20.82％の回収率を確保。（4/18人民日報P5）
■国家税務局によると、第1四半期の全国の税収は5 006億9 700万元（前年同期比+26.6％）。（4/17経済日報P1）
■中国人民銀行によると、3月末時点のM2残高は19兆4 000億元（前年同期比+18.5）、M1残高は7兆1 000億元（+20.1％）、M0残高は1兆7 000億元（+10.1％）。（4/15人民日報P2）
■第1四半期の外貨準備高は3 160億ドル（前年同期比+38.8％）。（4/16国際商報P1）
■第1四半期の消費者物価指数は14ヶ月続いていた下落傾向が止まり、プラスに転じた。（4/13経済日報P1）
対外経済
■税関統計によると、第1四半期の貿易総額は1 736億6 000万ドル（前年同期比+42.4％）で、うち輸出は86億2 000万ドル（+33.5％）、輸入は873億4 000万ドル（+52.4％）で、貿易赤字は10億3 000万ドルとなった。（4/12経済日報P1）
■商務部の統計によると、第1四半期の外資導入額は契約ベースで229億8 200万ドル（前年同期比+59.59％）、実行ベースで130億8 600万ドル（+56.72％）。新たに設立を認可された外資系企業は8 624社（+36.61％）。（4/15人民日報P1）
■中国政府は日本、ロシア、韓国製のスチレン・ブタジエンゴム（SBR）に対し、16日から暫定的な反ダンピング措置を実施。（4/17時事）
産業
■上海第一百集団、華聯集団、友誼集団、物資集団による中国最大の商業グループ「上海百聯集団」が誕生。（4/12国際商報P1）
■中国自動車工業協会によると、第1四半期に中国で生産された自動車台数は101万9 700台（前年同期比+54.7％）と始めて100万台を突破。うち、乗用車は39万8 000万台（+127％）。（4/14中華工商時報P2）
農業・農村
■国産綿の価格高騰を受け、綿花輸入量は1-3月だけで昨年の総輸入量を上回る15万トンに達した。国家発展改革委員会は中国人民銀行等と合同で「綿花販売促進に関する緊急通達」を発布。中国農業発展銀行による融資と備蓄綿の放出による価格抑制等を実施する予定。（4/17 21世紀経済報道P1）
■杜青林農業部部長は全国草原工作会議において、草原の整備を進めた結果、全草原面積の90％以上が利用可能な状態に戻ったと報告。今後も3000万畝/年のスピードで整備を行う。（4/18経済日報P2）
労働・社会保障
■ 国家安全生産監督管理局によると、第1四半期の交通事故死亡者数は2万5 395人（前年同期比-3.8％）。交通事故を含む各種事故による死者数は3万1 035人（-2.7％）。（4/17中国青年報P2）