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伊藤忠テクノサイエン

2003年04月27日/未分類

伊藤忠テクノサイエンス(株)(以下:CTC)は、低コストかつ短期間で導入可能な生産計画パッケージシステムを4月24日より販売開始した。
これまで、日、週、月に渡る数千の生産計画シミュレーションをタイムリーに実施することはコストと手間の両面から非常に困難だった。今回発表するパッケージシステムでは、サプライチェーンにおける最重要課題である「最適な部品を最適なタイミングで、必要なだけ投入」するための計画を低価格かつ容易に実行できる。
このシステムは、サン・マイクロシステムズ(株)が開発したエントリーレベル・サーバと、(株)日立製作所のSCP(Supply Chain Planning)ソフトウェア「SCPLAN」の生産計画モジュールをベースにCTCがパッケージングしたもの。
こうした高性能かつ信頼性の高い最新のハード、ソフトによるパッケージシステムを開発/構築するにあたっては、最適動作検証を事前に完了し、導入期間/コストを大幅に削減した。
CTCでは今後、同パッケージを生産計画システムの主力製品として位置付け、経営のスピード化、TCO(Total Cost of Ownership=システム管理の維持費)の削減など、スリムで俊敏な経営オペレーションを実現するための即効性の高い経営支援ツールとして、大規模及び中規模組立製造業に提供する。
「生産計画パッケージシステム」について
今回の生産計画パッケージシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、初年度保守、初期設定、導入短期診断の全てを含み、価格は2500万円から設定しております(顧客の要望により構成は異なり、要件に合わせた個別導入作業費用は別途)。
(1) 最適動作確認済みの環境で、信頼性の高い最新のハード、ソフトを組み合わせているため、顧客は導入・設定・検証作業に必要以上の期間を設ける必要がなく、短期間で生産計画システムの導入を行うことが可能。
(2) 固有の業務要件に対応したコンサルティングサービス(別途)を用意することにより、一般的に10ヶ月から18ヶ月を必要とする生産計画システムの構築を、導入期間として最大約2分の1に短縮。
(3) SAP R/3や、Oracle E-Business Suiteなど、導入済みのパッケージアプリケーションやメインフレーム上の基幹系システムと組合せ、容易に連携を行うことができる。
このパッケージを利用することで、全社システムから工場・事業部単位まで、可用性の高い生産計画ソリューションを提供する。
「生産計画パッケージシステム」の機能的特徴
組立製造業におけるサプライチェーンの大きな課題の一つは、いかに短サイクルに計画を更新し、調達から出荷に至るトータルプロセスを最適化できるか、ということ。これまで発表されてきた著名なソフトウェアは、サプライチェーンを大きく改善してきたが、非常に大きな初期コスト、長期にわたる導入期間という大きな難点を持っていた。 今回発表する生産計画パッケージシステムは、企業が導入に躊躇するこれらの要因を大幅に軽減し、既に国内トップクラスの電子機器、精密機器メーカーで使用されているソリューションを信頼性、可用性の高いUNIXプラットフォーム上で提供する。
主な機能
(1) 日別生産計画の作成
月次や週次の計画から、ネック工程の能力制約・キーパーツの部品制約(在庫・注残・リードタイム)など、さまざまな制約を考慮して、実行可能な日別の生産計画を自動作成。
(2) 生産計画シミュレーション
有限負荷を考慮した高速MRP(資材所要量計画)計算により、計画変更シミュレーションをリアルタイムで実行します。特急注文や、調達品の納期遅れ、設備トラブルによる生産能力の低下など、様々な理由による生産計画変更の要求に対し、素早く回答を提示。
(3) 資材調達計画立案支援
資材所要量を展開し、過不足状況を即時かつビジュアルに表示。欠品に対する部品の確保(アクセル)、部品の余剰に対する発注の抑制(ブレーキ)をきめ細かく管理し、WEB調達システムとの連携でサプライヤーと部品の消費予測画面を共有し効率的な調達を実現する、などコラボレーション機能も提供。
(4) 需給計画立案支援
調達、生産、販売のグローバル化に対応し、複数拠点の生産計画の立案と変更に対応するとともに、複数拠点間の生産能力、輸送能力などの制約条件のもとで、販売計画と在庫、コストなどのバランスを考慮した最適な供給計画の立案を支援。
(5) 日程計画立案支援
品目表、部品構成表、基準日程計画など各種データを入力し、メモリ展開による高速なMRP計算やネットチェンジを実行することにより、組立・加工製造の計画業務において、計画の最終調整段階である差立て業務を支援。顧客からの確定注文情報(オーダ)もしくは基準生産計画(MPS)から工程展開を行い、「製造現場への指示」および「部品ベンダーへの納入指示」などの基となる情報を生成する。
(6) 納期回答支援
特定顧客への期間限定の優先的な引当、分納の対応など、製品や生産計画に対してきめ細かな引当設定を可能にすることで、高精度かつスピーディな納期回答を実現。顧客の満足度を大きく向上させるとともに、顧客からの自社の営業対応力への評価を大幅に高める。

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