日清食品／統一企業グループとの資本提携および業務提携

日清食品(株)は、台湾の食品・流通・小売業界の最大手である統一企業との間で、即席めん分野における業務提携を進めることになり、統一企業傘下の昆山統一企業食品有限公司に対して資本参加を行うことで、５月１５日に基本合意書を締結した。
中華人民共和国は、総需要１７５億食（２００１年・ＩＲＭＡ世界ラーメン協会推定）で今後も年率１０％前後で成長すると予測される世界最大の即席めん消費国。
メーカーは３００社前後存在しますが、競争激化の中で、上位数社に集約される傾向にあり、この状況の中で優位に立つためには、品質向上、コストダウンと共に販売体制の確立を早急に実現することが求められる。
同社は、統一企業との間で、台湾および中華人民共和国におけるビジネスについてお互いの経営資源を補完し合うべく、戦略的な協力関係を構築することが双方にとって有利と判断し、本提携を行うことにした。
業務提携の内容は、同社が昆山統一に資本参加すると共に、即席めんの製造に関する技術支援を行う予定。長期的には、同社と統一企業は、台湾および中華人民共和国における即席めん事業において、販売、製造、ブランド開発、材料の仕入れなどについても戦略的な協力関係を築いていく。