日清食品ホールディングスは12月26日、ロシア即席めんメーカー最大手企業の持株会社Angleside Ltd.(以下:Angleside)との資本業務提携を決めたと発表した。
ロシアは、年間総需要が約20億食(2008年推定)にのぼる世界有数の即席めん消費国で、一人当たりの年間消費量は約14食で、今後更なる拡大が期待されている。
このため、ロシア即席めん市場でトップシェアを有する「LLC Mareven Food Central」(マルベンフードセントラル社、2006年設立、以下:Mareven。)の持株会社である「Angleside Ltd.」への出資を通じてロシア市場に参入する。
日清食品では、研究開発力や生産技術ノウハウとAnglesideがロシアに有する生産・販売体制を背景に、シナジー効果を最大限に発揮し、双方の更なる企業価値向上を実現できるものと考えている。
Anglesideは、ロシアの即席めんトップシェアメーカーMarevenの持株会社でマーケットシェアは、ロシアの即席めん市場では41%を占めており、特に袋めんでは、そのメインブランドである「ROLLTON」を中核に50%のシェアを占めている。
提携の内容は、段階的な出資により、2009年1月に既存株式の購入と第三者割当増資の引受けにより株式の14.99%、最終的には33.5%に相当する株式を取得する予定で、投資額は、初回出資金額が約93億円、最終的には合計約268億円となる見込み。