日本たばこ産業(株)(JT)、日清食品(株)、(株)加ト吉の3社は11月22日、冷凍食品事業統合で合意に達したことを発表した。JTが公開買付けで加ト吉株式を100%取得し、その後49%を日清食品に譲渡する形をとる。
これにより、冷凍食品を中心とした年商2600億円の食品企業が誕生することになり、3社では「原料調達から販売までのバリューチェーン構成を可能とし、事業価値の拡大を実現する」としている。
統合によるシナジー効果として、①3社が強みを持つバリューチェーン機能の共同化(経営資源の相互補完)②JT、日清食品の研究開発、商品開発、マーケティング力を活用した加ト吉商品の競争力強化③3社の経営資源を結集した新商品開発――などを挙げている。