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松栄工業/梱包材が『すべて段ボール素材』で行う梱包サービス開始

2003年06月18日/未分類

松栄工業(株)は、従来強度面などの理由により、木箱が主流であった重量物の梱包において、梱包材を「すべて段ボール素材」で行う梱包サービスを開始した。
現在、中国、EU諸国などへの輸出に際し、木材で梱包を施す場合、約3年前より輸出先国の検疫規制により、熱処理された木材を使用して梱包することを義務付けられており、各輸出メーカーにとって、その処理に要するコストや手間が、悩みの種になっている。
カナダでは、来年1月よりほぼ同内容の規制施行を決定。加えて、日本最大の輸出先国である米国においても、現在規則改正案の作成手続きが行われており、その発効の可能性が高まっている。
ISO14000(環境マネジメントシステム要求事項)などの認証取得増加により、産業界において急激に環境問題がクローズアップされている昨今、各メーカーは、目的地に到着し、開梱されると直ちにゴミとなる梱包材において、自然破壊を前提にした木材からの素材転換を急いでいる。
このように海外へ輸出する製品の輸送のみならず、日本国内を流通する製品群に関しても、梱包材として「木材」を使用することが、製品物流上のネックとなってきている。
同社では、約40年にわたって培われた梱包技術を駆使し、この度1トン程度の重量物でも全て段ボール素材で、しかも1ケースから梱包する流れを確立した。
梱包材の強度面においては、段ボールシートを積み重ねることにより、1㎡あたり約1000kgに耐えられる部材を段ボールメーカーと共に開発(圧縮試験済み)し、それを梱包する様々な製品の特性に応じて、効果的に使用することにより、梱包材全体として重量物の輸送に耐えられる強度を引き出している。
また、通常段ボールケースはライン生産のため、工程上ある程度の数量と時間がないとオーダーメイドの段ボールケースは製作できない。そんな中、CADデータを基に段ボールを様々な形にカットできる機械を導入し、各製品にぴったりのケースを短時間に1ケースだけ製作し、即梱包作業に取りかかれる事を可能にし、納期の短縮化をも実現している。
■問い合わせ先
松栄工業株式会社
大阪市大正区三軒家東3-11-34
TEL:06-6554-0312 FAX:06-6554-0310
担当者:三枝、橋本
e-mail: mail@shoei-konpoya.com

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