三菱重工業(株)は、台湾のエバーグリーングループから大型コンテナ船10隻を一括受注、23日、建造契約を締結した。
受注した船舶は、20フィートコンテナ換算で最大6 724個の搭載が可能で、エバーグリーングループで最大の積載コンテナ船となる。同社神戸造船所で建造、2005年8月から2007年10月にかけて約3カ月ピッチで引き渡していく予定。
同社は、1994年3月引き渡しの「EVER REWARD」から2003年1月引き渡しの「HATSU ETHIC」に至るまで、連続38隻の大型コンテナ船を同社から受注してきた実績を持つ。 これは同一船主からの受注としては前例のないことであり、長年にわたる同社との関係とこれまで引き渡した船舶の品質、性能が高く評価され今回の受注に結びついた。
このコンテナ船はホールド間の壁を燃料タンクとして利用するバルクヘッドタンクを採用しているほか、燃料タンクも二重船殻構造とすることで、衝突時や座礁時の際に油の流出リスクを低減させるなど、環境に配慮した構造になっているところが最大の特長。
主機関は馬力が大きい三菱スルザーディーゼル機関10RTA96C(54 900kW×100min-1)を採用、これによって航海速力も25.3ノットという高速化を実現した。
荷役設備に関しては、背高ラッシングブリッジを19基装備し、荷役効率および安全性の向上をはかった。加えて最近、冷凍コンテナの積載が増加する傾向にあることから、このシリーズでは冷凍コンテナ839ユニットの積載を可能にしている。
主要目
全長:約299.99m
垂線間長:285.00m
幅(型):42.80m
深さ(型):24.20m
喫水(型):14.20m
積貨重量:約78 200トン
総トン数:約74 700トン
主機:三菱スルザーディーゼル10RTA96C×1基
速力:約25.3ノット
コンテナ搭載数:6 724個(20フィート換算)
船級:LRS(Lloyd’s Register of Shipping)or ABS(American Bureau of Shipping)
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三菱重工業/エバーグリーンから大型コンテナ船10隻一括受注
2003年07月28日/未分類
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