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矢崎総業/上質古紙を主原料とする「紙発泡緩衝材」で環境ビジネス

2003年08月17日/未分類

矢崎総業(株)は、上質古紙を主原料とする「紙発泡緩衝材」を開発したトキワ印刷(株)と業務提携し、7月より環境事業をスタートする。
当面はトキワ印刷で製造した製品の販売からスタートし、2004年からは製造も開始する。
紙発泡緩衝材は、印刷工程から出る裁断クズや上質古紙を粉体化し、独自の技術で発泡させた新素材で、紙を主原料としているため弾力性と復元性に富み、軽量、緩衝、保冷、断熱などの諸性能は発布スチロールと同等。
裁断、プレスによる抜き加工等も容易にでき、様々な分野に対応でき、有害な化学物質を含まず、燃焼カロリーも低く焼却炉を傷める心配がないため、一般ゴミとして簡単に焼却でき、燃やしてもダイオキシンを発生させない。
この素材は、経済産業省リサイクル推進課より環境にやさしい新素材と認められ、「容器包装リサイクル法の適用外商品」となっている。
製造・販売を予定している製品は、バラ緩衝材(商品名:ワンダークッション)、板材(同ワンダーボード)、板材を圧縮したもの(同ワンダーシート)、農業用シート、保冷箱、インソール、スリッパ等。
今回の提携により、矢崎総業はトキワ印刷から発泡技術、販売ノウハウ、原材料(裁断クズなど)の供給を受け、2004年から矢崎総業の関連会社で製造を開始。包装などの緩衝材分野に向けて販売し、初年度7千万円、3年後には3億円の売上を達成し黒字化を目指す。
 

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