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矢崎総業/音声ガイダンスで省エネ運転を実現するデジタコ開発

2008年10月30日/IT・機器

矢崎総業は10月29日、既存製品の高機能型デジタルタコグラフ「DTG4」に、「省エネAI(人工知能)機能」を搭載して燃費向上を実現する「省燃費デジタコDTG4-AI」を開発し、11月21日から発売すると発表した。

価格は、従来機と同じ12万6000円(本体/税込み)で、すでに「DTG4」を取り付けている顧客には、「省エネAI機能」(プログラム)を特別価格で提供し、30,000台/年の販売を見込んでいる。

<高機能型デジタルタコグラフ「DTG4」>
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「省エネAI機能」は、センサが収集した車両速度やエンジン回転数、アクセル開度の情報をAI手法で解析し、最適なシフトポジションやアクセルワークをリアルタイムに音声で指示するもので、「アクセルの踏みすぎです!」「シフトを上げてください!」といった音声ガイドで燃費の向上を促すシステムとなっている。

同社が実施したモニター調査では、デジタコを導入して、約15%の燃費改善を実現した顧客(デジタコ導入歴8年)でも、今回の新機能によって、さらに6%の燃費改善が見られた。

「省燃費デジタコDTG4-AI」は、車種や車型を限定しないで、どんな車両にも取り付けることができる。また、アフターマーケットでの取り付けもできるため、運送事業者をターゲットとしている。

また、運送事業者の飲酒運転撲滅の取り組みをサポートするため、東海電子製のアルコール測定管理システム「ALC-PROⅡ」と連動した飲酒運転防止機能「SDアドバンス」を新たにオプションとして追加した。デジタルタコグラフとアルコール測定管理システムとを連動させて、飲酒運転の未然防止を図ることもできる。「SDアドバンス」(オプションソフト)の価格は、5万2500円(税込み)。

なお、アルコール検知器「ALC-PROⅡ」の価格は26万400円(税込み)、省燃費(AI)用アクセルセンサの価格は3万1500円(税込み)、Gセンサの価格は1万5750円(税込み)。

アルコール検知器の内容は、ロジスティクス・SCMフェアで紹介する。
http://www.l-partner.co.jp/lfs/index.html

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