日本通信販売協会／2002年度通信販売売上高2兆6 300億円

（社）日本通信販売協会は、2002年度の売上高について調査を行っていたが、8月18日その概要がまとまった。2002年度の通信販売業界全体の売上高は、推計で2兆6 300億円となり、前年度の2兆4 900億円に比べて、1 400億円の増加となっている。
対前年度の伸び率は5.6％で、1999年度以降、連続して増加傾向を示し、調査開始以来の最高額となった。
日本通信販売協会会員社の売上高の合計は2兆1 400億円で、こちらも2.9％増加した。前年度と比較可能な企業についてみると、兼業は前年度と同じ水準（増減率0.0%）であったが、専業では4.0％増加した。
会員社のインターネットによる売上高はおおよそ1 500億円（会員売上高の7.0％）で、上位10社の売上高は、おおよそ9 356億円で会員社全体の売上高の43.7％を占めている。
売上規模別にみると、年商10億円未満の企業の売上高はほぼ前年並みで、それ以外の階層（年商10～40億円未満の企業、同40～100億円未満の企業、同100億円以上の企業）では軒並み増加傾向がみられた。