三菱樹脂／香港に100％出資の販売子会社を設立

三菱樹脂（株）は、中国、韓国をはじめアジア地域における情報電子材料の販売力の強化と売上拡大を図るため、香港に100％出資の販売子会社「MP International(Hong Kong)Ltd.」を設立し、10月1日から営業を開始する。
日本の電子・電気機器メーカーのアジア各国への生産拠点シフト等に伴い、2001年に、アジア地域での難燃絶縁性フィルムを中心とした電子材料の本格的なマーケティング活動を目的として、三菱化学香港有限公司に駐在員を派遣した。
その結果、新規顧客の開拓に成功し、現在では香港を中心とした現地メーカー向けに、年間約2～3億円輸出実績があり、現地の各メーカーの購買担当からは、直接価格交渉等の商談等ができるように販売子会社を設立して欲しいという要望が強くなり、更なる売上拡大を図るために、現地に販売子会社を設置する。
今回の販売子会社の設立を機に、グローバルな競争力を持った企業としてのノウハウの蓄積を図り、香港の販売子会社では、情報電子材料だけでなく、同社他製品のアジア地域の販売拠点としての拡充も検討する。
新会社の概要
社名：MP International(Hong Kong)Ltd.
（菱麗樹脂（香港）有限公司）
所在：中華人民共和国香港特別行政区
資本金：65万香港ドル（約1 000万円）
代表者：董事長 松浦 史郎
(兼 三菱樹脂 情報電子事業部 副事業部長)
董事総経理 福田 直仁
董事 堤 正弘（兼 三菱樹脂　経理部 主幹）
営業開始：平成15年10月1日（現地時間）
従業員：6名（非常勤2名含む。）
主要業務：難燃絶縁性フィルム、プラスチック・金属複合板などの情報電子材料の販売
決算12月末
売上目標：
2004年約7億円
2005年約10億円