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参天製薬/医薬情報活動支援システム「SAIN(サイン)」構築

2003年09月28日/未分類

参天製薬(株)は、医師の治療ニーズなどの情報の一元化を図り、医薬情報担当者(MR)による提案型の医薬情報活動の強化とMR活動の生産性向上を目的とする医薬情報活動支援システム「SAIN(サイン:Santen Activity Improved Navigator)」を構築し、稼動を開始した。システムの開発は、NECが担当。
参天製薬は、医療用眼科薬および医療用抗リウマチ薬を主要な事業領域とし、両領域の国内市場シェアはそれぞれトップの地位を獲得している。「SAIN」は、参天製薬の約400人のMRを中心に、研究開発スタッフ、マーケティングスタッフ、管理・支援スタッフならびに医療機器の情報担当者も含めた全社規模での情報の共有を可能にするもの。
また、顧客満足(CS)向上を主眼に、医師別・病院別の治療ニーズの把握とそれに基づいた医薬情報活動の遂行をサポートする。
「SAIN」の特長
情報の一元化により提案型の医薬情報活動を強化
医療現場の治療ニーズ、製品・学術情報などを一元的に管理するデータベースに、MRが日々の活動の中で収集した医療関係者からの要望、医療現場における疾病動向や治療ニーズなどを登録し、日々の活動や最新情報に基づいた「提案型の医薬情報活動」を実現することができる。
・データベースに蓄積された情報は、複数の部門やMR間で共有できることから、異なるチームの複数のMRが一人の医師に対応する場合でも、組織間連携に基づいた「一貫した対応」が図れる。
・ノートパソコンを活用したモバイル化により、MRの活動機会が拡大する。
・これらにより、医療現場の要望や治療ニーズの変化などに対し、よりきめ細かな対応を実現することができる。
医療現場のニーズに合わせたMR活動計画の立案と計画に基づいた活動の遂行をサポート
・「SAIN」に登録された情報や活動実績などをふまえて、医師別・病院別の治療ニーズに基づいた活動計画を立案し、「SAIN」上でMRの日々の活動が立案した計画に合致しているかなどの進捗管理を行うことができる。
・「SAIN」に蓄積された日々の活動情報から、治療ニーズの変化や競合他社の動向などを読み取り、活動計画に速やかに反映させることにより、柔軟かつ機動的な医薬情報活動を実現することができる。
・ 病院別の対応にとどまらず、医師一人ひとりの治療ニーズに対応した提案型の医薬情報活動をサポートできる。
参天製薬の国内医療用医薬品事業は、医療保険制度改革による市場成長の鈍化に加え、外資系製薬企業やその他大手企業の市場参入強化、新薬開発の活発化、後発医薬品の処方数拡大などの要因により、厳しい競争に直面している。
このような環境の中、参天製薬では従来の強みである「医療現場のニーズへのきめ細かな対応力」を進化させ、マーケット・リーダーとしてのポジションを一層強化するため、「SAIN」の導入を決定した。
参天製薬は「SAIN」の導入により、眼科ならびにリウマチ治療領域の医療関係者から認められる「CSナンバーワン企業」を目指すとともに、ニーズに応える的確・タイムリーかつ質の高い医薬情報活動を通じて医療現場への貢献を果たす。

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