サンコール/ICタグ用「ミユーチップインレット」開発・量産化

2003年10月09日 

サンコール(株)はデジトロニクス分野の事業拡大に向け、(株)日立製作所が開発したμChipのウエハーを調達し切断工程から金属製アンテナへのμChip実装技術と無線読取評価技術を開発し、量産体制を構築した。
開発に関しては日立製作所ミユーソリューションズベンチャーカンパニーと共同開発契約を昨年締結し、日立製作所に認定され量産化体制を整えた。
ICタグはこれからの幅広い用途が考えられIC業界での成長分野であり、サンコールが目指しているデジトロニクス製品分野(情報通信・センサー分野)事業で、新要素技術、生産技術及び評価技術を開発し次の柱になる新規事業として参入を図り売上拡大を目指す。
ユビキタス社会への要となる、ICカード、ICタグ実用化への開発が進み市場への導入が具体化し、ICカードはe-Japan戦略で重要な社会基盤に位置付けられ、μChipはICタグ業界の標準(グローバルスタンダード)を狙える製品。
サンコールインレットは、μChipの特徴を活かした、環境配慮型で、薄型化、コンパクト化、低コスト化を実現し、サイズは0.4mmx0.4mm角のμChipをベースとした世界最小無線認識ICタグとして利用できる。
開発拠点は、京都本社開発センターで来春完成のナノテクセンターで継続、強化し、生産拠点はサンコール100%子会社であるサンコールエンジニアリング(株)内(山梨県南アルプス市)に開発センターの分室を設置しクリールーム(C1000)内で生産する。
生産能力は、現在は既に100万個/月の生産能力があるが、年内には200万個/月能力アップへの設備投資を計画し準備中。
2004年以降は客先需要に合わせ柔軟に生産能力増強を計画し、生産場所は既に確保済みで、クリンルームも拡張準備は出来ている。
用途開発は日立製作所ミユーソリューションズベンチャーカンパニーと日立製作所と業務提携している伊藤忠商事(株)と共同開発を進め、来年早々から量産化ラインの受注活動を行い、2006年度には売上高年25億円以上の規模を目指す。

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