日清食品／統一企業グループとの中華人民共和国における資本提携及び業務提携解消

日清食品（株）は、台湾の食品・流通・小売業界の最大手である統一企業股フン有限公司(以下：統一企業)との間で、即席めん分野における業務提携を進めるため、5月15日に基本合意を締結し、統一企業傘下の昆山統一企業食品有限公司に対して資本参加(10％相当)を行うことで具体的な検討を重ねてきたが、このほど当該基本合意を解消することで合意した。
世界最大の即席めん消費国として高成長が見込まれる中華人民共和国におけるビジネスについて、互いの経営資源を補完し戦略的な協力関係を構築すべく、日清食品は昆山統一の多角化経営方式に対して、実務的な検討を進めてきた。
しかし、双方の長期的な戦略のため、進め方についての調整に今後も相当な時間を要すると考えられるので、双方の話し合いの結果、基本合意を解消することで合意した。
今回、昆山統一への資本参加は見送ったが、依然としてお互いに提携を進めていく必要性を感じており、台湾及びアジア全体の戦略を考慮しつつ、今後も協力していける部分は協力し合い、それぞれの事業戦略により事業展開する。