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モスフードサービス/Webで食材のトレーサビリティ開始

2003年11月05日/未分類

(株)モスフードサービスは11月5日より、ホームページの内容を拡充し、食材の生産・製造・流通過程の情報提供を強化する。
「企業の社会的責任」への取り組みが大きな注目を集める中、同社では品質管理体制についての情報公開を積極的に推進する。
まず、主要食材(ビーフ、チキン、小麦、ポテト、ライス)については、「原料産地(国)」⇒「原料加工工場・食材製造工場での製造工程(海外・国内)」⇒「配送」⇒「店舗」までの各過程で、写真なども含めて分かりやすく説明する。
モスバーガー商品は、生産、流通から製品化に至る全ての過程での履歴の確認が可能で、今回のホームページのリニューアルは、この品質管理体制について分かりやすく紹介することを目的としている。
野菜を紹介するページの中では、その月に使用している「モスの野菜」の産地と生産者情報を店舗の地域ごとに表示し、モスバーガー店舗内で掲示している黒板に書かれた生産者名を顧客がインターネット上でも照会することが可能となる。
チェーンでは、「おいしくて、安全で、健康によい商品」の提供の基本理念のもと、日本全国、約2000軒の協力農家によって農薬や化学肥料に頼らない方法で栽培された野菜を使用してきた。
生産者は、「産地だより」コーナーを新設し安全・安心でおいしい野菜づくりのために実際に行っている方法や工夫、努力していることなどを、写真入りで詳しく紹介していき、生産者との継続的な協力関係により、チェーンでは野菜の使用肥料や農薬についても常に確認可能な体制(栽培履歴管理)を、業界に先駆けて構築している。
品質管理体制のポイント
1. 商品の製造・流通履歴の把握
モスバーガーの商品は、製品の製造年月日から、生産・流通から製品化に至る履歴の追跡が可能。例えば同じ製造年月日の商品が、今どの倉庫、どの店舗にあるかを追跡することが可能で、不測の事態が発生した場合でも、迅速な対応ができる。
2. 野菜の栽培履歴を把握
野菜の使用肥料・農薬についても常に確認可能な体制(栽培履歴管理)となっている。チェーンでは、化学合成農薬・化学肥料の使用について、継続的に改善・削減する姿勢のある産地との取り組みを進めている。
3. 環境対策と産地への貢献
地域循環型の堆肥利用、リサイクル活動等、環境保全に積極的な野菜の産地との取り組みを推進し、農業後継者の育成に熱心な産地の取り組みを応援する。

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