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フェデックス/アジア-欧州間の運航路線を拡大

2003年11月16日/未分類

フェデラル エクスプレス(以下:フェデックス)は、米国の航空貨物輸送会社としては初めて、カザフスタンへの定期便を就航した。カザフスタン最大の商業都市、アルマティを香港-パリ便の燃料補給地として活用することで、国際航空貨物の需要拡大が続くアジア-欧州間の輸送サービスを強化する。
カザフスタンを経由することにより、香港-パリ便の貨物積載能力は5万5 000ポンド(約2万5 000kg)増加する。また、香港での集荷締切時間は6時間以上延長されるため、中国南部の主要都市発の貨物を香港へトラック輸送し、香港発の午前便に搭載することが可能になる。
ボーイング社の2002-2003 World Air Cargo Forecastによると、アジア-欧州間の航空貨物輸送量の年間平均成長率は、西回りで7.1%、東回りで6.8%と予測されている。フェデックスにおいても、アジア太平洋地域は欧州および北米との貿易の増加により今年の第1四半期(2003年6月~8月)には輸出量が9%増を記録するなど、国際部門の牽引役となっている。
従来、ボンベイ・ドバイ経由で、アジア太平洋地域のハブである比スービックベイと欧州ハブのパリ シャルル ド ゴール空港間を結ぶ路線に使用されていたMD-11を、今後はアルマティ経由の香港-パリ便に使用する。また、ドバイ-ボンベイ便には新たにA310型機を導入、現行のドバイ-パリ便と週4回接続する。
今年9月にフェデックスは米運輸省から新たに13便の香港発着枠を割り当てられた。これによりフェデックスは、米国の国際航空貨物輸送会社として最大の香港発着の運航枠を有し、アジア太平洋地域と欧州におけるさらなるサービスの向上を目指す。また、スービックベイ便を新たに6便追加することで、世界の各都市とフェデックス アジアワンRネットワークとの結びつきを強化し、アジアにおける接続性を向上する。

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