遠州トラック(株)の平成16年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。
当中間期の概況
当中間期における我が国経済は、一部輸出が好調で業績を維持した企業、リストラ効果により業績が回復した企業があったが、依然として消費意欲は低迷しており、景気の回復は見込めない状況にあった。
当物流業界も、東京都条例、Nox、PM法による環境規制に伴う車輌の更新、浄化装置の設置義務付け、また安全規制に伴う速度リミッターの設置義務付け等、規制強化の対策に伴う原価高騰の上、引き続き運賃水準は軟調で非常に厳しい環境にあった。
こうした中、同社グループでは、3PLの推進と徹底的に効率を追求し、引き続き予想される厳しい物流環境下でも対応できる体質づくりと荷主ニーズに応える物流ソリューションビジネスに、積極的に取り組んできた。
この結果、当中間期における営業収益は71億80百万円(前年同期比8.2%増)となり営業利益では5億5百万円(前年同期比5.6%増)。
経常利益は4億56百万円(前年同期比1.6%増)と増収増益。中間純利益は投資有価証券の売却益が若干加わり、2億43百万円(前年同期比11.5%増)。
セグメント別の状況
物流事業
営業収益は、69億16百万円(前年同期比7.5%増)営業利益は5億82百万円(前年同期比13.2%減)。
輸送部門の営業収益は45億94百万円(前年同期比4.6%増)。この内訳は自社輸送が19億5百万円(前年同期比4.2%増)、取扱が26億88百万円(前年同期比4.9%増)。3PLを推進する反面、原価の低減、不採算車輌の撤退を進めた。
倉庫部門は、「富士センター」の立ち上げと既存荷主の在庫増により営業収益で23億22百万円(前年同期比13.9%増)で推移した。
その他の事業
営業収益は2億64百万円(前年同期比29.1%増)営業利益は1億38百万円(前年同期比309.5%増)と好調に推移した。
通期の見通し
通期の連結業績の見通しは、上期の実績を踏まえてなお一層の効率の追求に努め、営業収益、経常利益とも、当初の予想数値の達成に全社一丸となって取り組む。
営業収益14 769百万円(11.7%増)
経常利益1 023百万円(8.0%増)
当期純利益550百万円(12.5%増)
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遠州トラック/平成16年3月期中間決算短信(連結)
2003年11月20日/未分類
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