日立ホーム&ライフソリューション(株)(以下:日立H&L)と中国の河南新飛電器股有限公司(以下:新飛社)は、冷蔵庫事業において、日本市場向けの日立ブランドOEM商品の調達に関して合意した。
これまで日立H&Lでは、タイの製造子会社の日立コンシューマプロダクツ(タイランド)社(Hitachi Consumer Products (Thailand) Ltd.)(以下:HCPT)で日本市場向けの中・小形冷蔵庫や海外市場向け冷蔵庫の生産を行ってきた。
現在、HCPTでは、グローバル・デザインに基づいて開発した大形2ドア冷蔵庫の生産が好調で、今後も大きな伸びが期待できるため、中・大形機種への集約を目指す一方で、日本市場向けの小形や1ドア冷蔵庫、冷凍庫の調達先を検討してきた。
今回、その適格なパートナーとして中国の新飛社を選択、まず日本市場向けにOEM調達を開始し、今後さらなる協力関係を構築していくことで合意した。
なお、三井物産(株)の協力によって今回2社は合意した。これは新飛社の筆頭株主であるシンガポールのHong Leong Asia Ltd.(以下:Hong Leong社)と三井物産とが数十年間にわたるパートナー関係にあったことから、Hong Leong社が冷蔵庫事業で三井物産に様々な事業拡大の可能性を依頼し、今回、新飛社と日立との橋渡し役を果たしたもの。
新飛社は中国市場において、「Frestech」(フレステック)ブランドで、中国全土に広い販売ネットワークを持ち、大きな生産能力と高品質、幅広い商品群を持つ、トップメーカーの一つ。
現在の中国市場では、直冷式冷蔵庫、中・小形冷蔵庫、ボトムフリーザー式が主流になっており、特に同社では本分野で強力な開発・生産能力を持っている。
また、現在、三井物産は独自のグローバル・ネットワークを通じ、新飛社製品の販売等を行っている。
このため今回の合意に基づく第1弾として、2004年4月から日立H&Lは、新飛社製日立ブランドの200リットル以下の小形・直冷冷蔵庫の日本市場への供給を開始し、現在、HCPTでは中・大形の冷蔵庫に順次集約して、小形・直冷冷蔵庫については、今後、新飛社からの調達を拡大する方向で検討する。
今後、今回の合意を踏まえて、両社は、日立ブランドのOEM製品のラインアップ拡大や共同開発などを検討する。
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日立H&L/中国・新飛社から冷蔵庫を調達開始
2003年11月26日/未分類
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