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商船三井/パナマ政府から船舶保安計画(SSP)承認

2003年12月14日/未分類

(株)商船三井のVLCC「DIAMONDJASMINE」(パナマ船籍:管理会社国際エネルギー輸送(株))の船舶保安計画(ShipSecurityPlan=SSP)が12月1日、パナマ政府が承認権限を与える認定保安団体「フェニックスベッセルサービス:PHOENIXVESSELSERVISE INC」から承認された。
海事テロ対策のため、2002年12月にその改正が採択されたSOLAS条約(海上人命安全条約)では、船舶と港湾施設保安のための国際コード(ISPSCODE:InternationalCodefortheSecurityofShipsandPortFacilities)に基づき、各船舶は船舶保安計画を策定し、その旗国又は旗国から権限を与えられた認定保安団体(RSO:RecognizedSecurityOrganization)による承認を得ることを義務づけられた。
同社船隊をはじめ、日本商船隊におけるパナマ籍の船舶は多数あり、隻数にして約1500隻で全体の約75%を占めている。
一方、パナマ政府は、認定保安団体をフェニックス社1社に限定していることから、改正SOLAS条約が発効される2004年7月1日までにと期限を定められた承認取得が、物理的に可能なのかと疑問視する声もあがっている。
同社は、日本ではISPSコード対応に関し最先端を行く商船三井グループの海事コンサルタント会社「(株)エム・オー・マリンコンサルティング」の支援も得て承認を得たが、残る船隊についても条約に沿った承認を取り付けるべく手配をすすめている。

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