新日本製鐵／中国にコークス製造・販売の合弁会社設立

新日本製鐵（株）は、兼松（株）と新日鉄の中国におけるコークス調達先である天津天鉄煉焦化工有限公司と、コークスの製造・販売等を行う合弁会社を中国天津市に設立することで合意した。
合弁会社の新工場は、天津天鉄コークス所有の既存コークス工場の隣接地に建設し、既存インフラを活用することによって、同社既存設備の半分程度に投資額を抑える。
同社は、資本参加によりコークスの安定確保を図ります。
合弁事業の主な内容
会社名称：天津鐵松製焦有限公司＜英文名称：TianjinTiesongCokingCo.，Ltd.＞
所在地：中華人民共和国天津市（天津天鉄コークスの既存コークス工場の隣接地）
会社形態：中外合資経営企業（有限会社）
主たる事業：コークスの製造・販売
生産量：年間100万トン
総投資額：8.15億元（約108億円）
登録資本：4.15億元（約55億円）
出資比率：
天津天鉄コークス2億6，975万人民元（約35.6億円、65％）
兼松1億375万人民元（約13.7億円、25％）
新日鉄4，150万人民元（約5.5億円、10％）
総投資額と登録資本との差額（4億元）は、借入を行う。
従業員数：約４６０名
優先引取権：新日鉄・兼松あわせて30万トン／年の優先引取権を取得。
役員会：５名。新日鉄１名、兼松１名、天津天鉄コークス３名の指名権を持つ。
総経理は天津天鉄コークス、副総経理（１名）は、兼松が指名。
スケジュール：
合弁会社設立2004年1月
工場建設着工2004年3月
工場建設完工2005年3月
生産開始2005年7～8月頃