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商船三井/原油タンカー荷役シミュレータ販売

2003年12月24日/未分類

(株)商船三井グループのエム・オー・マリンコンサルティング(株)は、Philippine Japan Manning Maritime Consultative Committee Inc.(PJMCC:フィリピン人船員を日本の船会社に派遣するフィリピンのマンニング会社の協会)に、原油タンカー荷役シミュレータを販売した。
販売したシミュレータは、実際に原油タンカーに搭載されている ”カーゴ・コントロール・コンソール” と同規模のもので、原油タンカーの安全・効率運航には必須の技術であるカーゴポンプやバラストポンプを中心とした積荷や揚荷の操作を、繰り返し実船と同じ環境・状態で繰り返し訓練することができる。
当初は、商船三井が自社の船員向け研修用として開発したが、その後、海技大学校や、モンテネグロのトレーニングセンターにも設置され、今回の設置で3台目。また、フィリピンの施設に、実船同様の本格的なタンカー荷役シミュレータが設置されたのは初めて。
12月18日、PJMCCは購入したシミュレータを政府などの関係者に、マニラ市内で公開し、2004年からフィリピン人船員を対象として本格的に活用する。 
PJMCCへのシミュレータ納入において商船三井グループは、広くフィリピン人船員の技術の向上に貢献するという観点から、シミュレータの設置にとどまらず研修実施方法なども含め技術的サポートを行ってきた。

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