ポーラ化成工業（株）は、静岡工場および袋井工場にて、2003年12月末日をもって廃棄物のゼロエミッションを達成した。
両工場では、化粧品などを生産しており、廃棄物は多岐に渡り、廃棄物の処分ルートを確立し、分別回収を徹底させることにより『ゼロエミッション』を達成した。
これは、従業員食堂の生ゴミ・浄化槽汚泥などを含む産業廃棄物を対象としたもので、100％有効利用化により、埋立処分・単純焼却ゼロを実現したもの。
ポーラ化粧品は、1998年に環境活動推進の組織PECO（PolaEcologyCoodinators）を設立し、環境活動を開始し、ポーラ化粧品の生産拠点である静岡・袋井工場で、2000年10月にISO14001の認証を取得し、環境活動に取り組んできた。
毎年の目標として、リサイクル率の向上と二酸化炭素の排出量抑制を設定し、廃棄物の抑制、省エネルギーに努めてきました。特に、2003年のリサイクル率は当初の目標を大きく上回り、その結果を受けて2004年初より産業廃棄物のゼロ化を実現した。
これらは、リサイクルの分別収集システムの確立や生ゴミ処理機の導入などを図ると共に、従業員一人ひとりの廃棄物を出さないという意識の醸成と日常の取り組みを通じて達成できたもの。
今後は、工場へのゴミの持込み抑制（原材料の梱包形態の見直しなど）や廃棄物の発生そのものの抑制に努め、各種施策を積極的に推進する事で総合的な環境負荷の低減に取り組んでいく。
