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キユーソー流通システム/中期経営計画

2004年01月14日/未分類

(株)キユーソー流通システムは、2004年度(2004年11月期)から2006年度(2006年11月期)までの3か年中期経営計画[KRSG40]を策定した。

基本方針
同社グループは、コア事業である食品物流のさらなる事業拡大をはかるため、物流ユニット(保管・荷役機能、輸配送機能、情報機能、共同購買機能)による顧客視点に立脚した「アセット型3PL営業」の推進顧客ニーズと信頼に応えた食品の「安心・安全」を確保するための「機能と品質管理の強化」、三位一体型(営業企画・荷役・運送)の機能をいかした「グループ経営」、「人材育成」を基本方針として掲げ、食品物流のリーディングカンパニーを目指す。

計画の要旨
2006年度連結売上高1 271億円(2003年度対比107.3%)、営業利益42億円(2003年度対比117.9%)、経常利益40億円(2003年度対比118.5%)を目標に、グループの総力を結集して、重点施策を推し進め、『いつの時代にあっても存在感のある企業グループ』を創造していく。

同社グループの重点施策
1.営業戦略
2.コストの低減施策
3.お客様中心主義施策
4.内部管理体制の強化

事業展開の重点施策
1.営業戦略
(1)共同物流
顧客ニーズに応えた低温物流機能の強化をはかるとともに、物流ユニットを活用した最適物流の提案営業を積極的に展開する。売上高30億円増
(2)専用物流
グループのノウハウを活かした積極的な営業提案を推進し、採算およびキャッシュ・フローの経営を前提とした設備投資も視野においた事業展開を行う。売上高20億円増
(3)全国物流(スルー事業)
低温に重点をおいた、きめ細かい物流網を拡充強化し、機能と品質の向上に努め、BtoB事業のさらなる拡大をはかる。売上高30億円増
(4)複合一貫物流
船舶輸送とローリーによる国内物流、営業倉庫と業務提携による輸入からユーザーまでの一貫物流の提案営業を展開する。売上高7億円増

2.顧客中心主義施策
(1)ISO9001の認証取得を全国に拡大し、グループの物流品質統一をはかり、顧客に食の「安心・安全」を提供。
(2)IT化を積極的に推進し、Webによる情報機能の充実をはかり、顧客にスピーディーな情報提供。
(3)運送車両の情報機能化(GPS、温度管理)の拡大を推進し、顧客にタイムリーな情報提供ができる体制を推進。
(4)グループに低公害車の導入拡大をはかり、環境問題に積極的に対応。

3.コストの低減施策
(1)運送会社再編によるコスト削減と運送コントロール機能の集約と配車システムをリニューアルし、運送効率の向上をはかる。15億円
(2)貨物の特性(保管型・通過型)に合わせた配置の最適化を推進し、合理化機器の導入による作業効率の向上をはかる。5億円
(3)荷役の企画・労務政策および人員コントロール機能を確立し、物量に適合した人員体制の構築をはかる。5億円
(4)グループ内での業務プロセスの再構築を推進し、資金と人材の経営資源の効率をはかる。5億円

4.内部管理体制の強化
(1)経営戦略と営業支援機能(システム)を構築し、情報の共有化による意思決定の迅速化をはかる。
(2)次世代の人材育成によるアセット型3PLの企画提案力の強化、ドライバー・荷役スタッフの研修制度を充実させ、ブランド(KRS、キユーソー便)の向上をはかる。
(3)コンプライアンスの強化をはかり、より強固な内部管理とリスク管理体制を推進。
(4)ガバナンス経営による適時な情報開示とアカウンタビリティによる透明性の高い経営を推進。

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