i2テクノロジーズ・ジャパン（株）は、（株）明治屋で進んでいたi2SCMの導入が昨年12月に完了、稼動を開始したことを発表した。
明治屋は昨年3月よりスタートしている第2次中期経営計画の一環として「My-SCM」プロジェクトとして、7月からi2SCMの導入を開始。今回、高精度需要予測システム「i2DemandPlanner」と最適補充発注計画システム「i2ReplenishmentPlanner」の2モジュールを導入、需要予測精度と補充発注業務の向上により、コスト削減を図る。
明治屋は、i2SCMを東京・横浜の2支店に導入し、本年度内に流通事業本部の全拠点に導入・稼働させ、さらに次のステップで、同社内の川下・川上に位置する小売事業本部・製品事業本部・国際事業本部間を結ぶ社内SCMと取引先(得意先・メーカ－)とのSCMの接続を実現する。
株式会社明治屋取締役総合企画室室長の坂野勇夫は、「i2のSCMを導入することで、より高度な需要予測をもとに商品の需要変動を正確に把握し、発注精度が向上します。結果として欠品防止、適正在庫の実現、長期滞留在庫の防止が可能となります。さらに補充発注業務を標準化・効率化し、定番商品と一部特売商品の補充発注業務を自動化する事により人件費を削減し、ローコスト・オペレーションを実現します」と述べている。
