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ダイフク/キトーの物流システム事業を統合

2004年01月18日/未分類

(株)ダイフクと(株)キトーは、キトーの「物流システム事業」をダイフクが買収することで合意した。

キトーは2004年3月までに「物流システム事業」を分社化、同事業の製造・据付工事部門を除いた営業・エンジニアリング・設計・サービス部門を新会社に移管する。

キトーは4月1日を以って当該新会社の全株式をダイフクへ譲渡し、当該新会社はダイフクグループの一員として再スタートする。

ダイフクグループとして発足する新会社「(株)ダイフク・ロジスティック・テクノロジー」は約100名、初年度年商40億円を見込んでいる。

ダイフクは同じ物流システム事業では全国56拠点のサービス網を有しており、新会社のサービス網が加わることにより、迅速で、キメ細かい顧客対応を一層進めるとともに、開発面においては重複案件の整理統合ならびに技術力の強化、重複する間接経費の大幅な効率化を図ることにより、収益面の強化も図る方針。

キトーは経営の構造改革を推進しているが、今回の物流システム事業の売却により、世界的にも定評のあるチェンブロックを中心とするホイスト・クレ-ン事業に資源を集中し、改革のスピードアップを進めることが可能となる。

新会社は、スタート時はダイフクの子会社の形態をとるが、事業はダイフクと一体として運営し、国内外を問わず活動の場を広げる。営業活動においても、ダイフクの豊富なシステム技術、機器、ソフトを加え、従来キトーが得意とした専門業界への対応策も充実され、競争力が倍加される。

今回の統合でFA&DA事業においても更なる陣容の強化とともにビジネスチャンスの拡大と国際競争力のアップを目指す。

キトーは、物流システムのなかでも伝統的に小型自動倉庫を得意として業界初の開発にも取り組み、4000件を超える納入実績があり、冷凍倉庫、防爆・危険物倉庫分野でも秀でた存在になっている。近年、SCMの普及にともない大型システムへの対応とサービス網の拡充が課題となっていた。

今回の統合により既存顧客に対して、これらの課題を一挙に解決することが可能となり、そのシナジー効果が大いに期待される。

統合後の製造と据付工事については、すべてダイフクが担当し、世界最適調達・集中購買によりコストダウンとスピードアップを図る。

キトーの既納入先に対しても、すべてダイフクグループあげて対応をしていき、部品の提供・リニューアルなどについても新会社とともに万全の体制を敷き、顧客満足度の向上に努める。

■新会社概要
社名:(株)ダイフク・ロジスティック・テクノロジー
(DAIFUKULOGISTICTECHNOLOGYCO. LTD.)
本社:大阪市西淀川区御幣島3-2-11
社長:漆﨑榮二郎((株)ダイフク常務取締役)
資本金:1億5000万円程度
売上高:年商40億円(初年度)
従業員:約100名

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