日新製鋼（株）と日本アイ・ビー・エム（株）は、4月から10年間、日新製鋼のITサービス機能全般を日本IBMにアウトソーシングする方針で合意した。
日新製鋼は、ITを企業経営上の重要戦略の一つとして位置づけ、生産、販売、流通に至る基幹プロセスの改革やITを活用した企業戦略の構築に取り組んできたが、変化の速度を増す内外事業環境において、最先端の技術を常時活用することでIT関連業務の高度化、効率化を図るため、システム開発、運用、保守などのITサービス機能全般を日本IBMにアウトソーシングすることとした。
日新製鋼と日本IBMは、今回のアウトソーシングを通じて日新製鋼のIT企画機能の強化およびIT施策を具現化するためのシステム開発領域の機能強化、ならびに運用の高品質・高効率化を図り、本アウトソーシングに主要グループ会社を組み入れることでグループ経営の強化も強力に推進する。
なお、今回の提携に伴い、日本IBMは、日新製鋼の情報システム子会社である日新情報サービス（株）の株式の51％を取得するとともに、日本IBMから技術者が日新情報サービスに参画し、同社と共同で日新製鋼にサービスを提供する。
