日新製鋼（株）は、中国市場の需要家向けステンレス市場開拓、宝山鋼鉄とのステンレス冷延合弁事業会社「寧波宝新不銹鋼有限公司（宝新）」の製品の拡販を目的に共同出資のステンレスコイルセンターを設立し、事業展開する。
ステンレスコイルセンターにより、宝新の事業展開をさらに需要家に密着したものにし、同社材の販売拠点とすることも計画している。
同社では、ステンレスコイルセンターと、主に中国における日系需要家向けの販売対応、技術サービスの向上を企図した月星（上海）鋼鉄商貿有限公司（2006年12月設立）を活用して、中国市場における宝新を核にしたステンレス事業を推進する。
新会社の概要
会社名：日鴻不銹鋼（上海）有限公司
董事長：宇野達也（日新製鋼（株））
目的：主として中国上海地区におけるステンレス鋼帯・鋼板の加工、販売
所在地 ：中国上海市普陀区柳華路118号
土地面積：約3万㎡
建家面積：約15千㎡
主要設備：スリッターライン1基、レベラーライン1基、ミニレベラーライン1基
加工・販売目標：約6万トン／年
総投資額：1億9,000万元
登録資本：9,500万元
出資比率：日新製鋼（株）30％、上海宝万行企業発展有限公司30％、三井物産特殊鋼（株）13％、三井物産（中国）有限公司7％、阪和興業（株）20％
今後の予定：2007年6月末に営業生産開始
