日新製鋼／マレーシアでステンレス事業を展開

日新製鋼は、アセリノックス社（スペイン）と、マレーシアにおいてステンレス冷延鋼板の製造・販売会社を設立することを決めた。
アセリノックス社は1970年に設立のステンレス一貫メーカーで、日新製鋼は設立当初から技術協力を行うとともに資本参加し、現在ではスペインのほかに米国、南アフリカに製造拠点を持つ、世界有数のステンレスメーカーとなっている。
マレーシアはその周辺諸国も含め、将来的にステンレスマーケットの持続的な成長が期待でき、当面はステンレス冷延鋼板のみを予定しているが、上工程からのステンレス一貫メーカーへの発展も視野に入れた検討を行っていく。
合弁会社の概要
事業内容：ステンレス冷延鋼板の製造・販売
出資比率：アセリノックス社が主体で日新製鋼は1／3程度の出資を予定
場所：マレーシアジョホール州
生産能力：24万トン／年（うち、冷延能力18万トン／年）
設備概要：冷延設備1基、焼鈍酸洗設備1基その他付帯設備
投資額：約3.2億ドル
※将来的には製鋼100万トン／年、冷延60万トン／年までの拡張を視野