アイシン精機（株）は、米国テネシー州クリントン市にポンプやピストンなどのアルミ機関系機能部品を生産する新会社「アイシン・オートモーティブ・キャスティング・テネシー/AISINAUTOMOTIVECASTINGTENNESSEE INC.(略称:AACT)」を設立、2005年8月より生産を開始する。
これまで、北米のアルミ部品は、アイシン・オートモーティブ・キャスティング（以下：AAC）で生産してきましたが、トヨタなど得意先の現地生産拡大に対応するため、AACより南方に車で約1.5時間の位置に新会社を設立、両社で連携をとりながら事業の拡大を図る。
新会社AACT稼動にともない生産体制を再編成し、AACは大物粗形材部品の生産と金型製作を含むアルミ鋳造事業に特化し、AACTはポンプ、ピストンなどのアルミ機能部品の鋳造から組付けまでの一貫生産とすることで生産能力の増強や効率化を図る。
新拠点の概要
社名：AISINAUTOMOTIVECASTINGTENNESSEE INC.(略称:AACT)
設立：2004年1月23日
所在地：アメリカテネシー州クリントン市(AACより南に120㎞)
資本金：30.9百万ドル
出資比率：アイシン・ホールディングス・オブ・アメリカ株式会社100％
社長：辻村健次（ツジムラケンジ）
（AISINAUTOMOTIVECASTING LLC取締役社長を兼務）
工場規模：土地約170 000平方メートル、建物約21 100平方メートル
生産品目：ポンプ、ピストンなどのアルミ機能部品の鋳造・加工・組み付け
生産開始：2005年8月(ラインオフ予定)
売上規模：2005年見込み約8百万ドル、2008年見込み約140百万ドル
従業員数：2005年見込み約90名、2008年見込み約400名
投資額：土地、建屋、設備を含め約6 760万ドル(今回投資分のみ)
その他：北米でのアイシングループの生産会社は16社目
