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矢野経済研究所/自動車リサイクル部品流通総覧2004年版発行

2004年02月22日/未分類

(株)矢野経済研究所は、地球環境保護への関心により高まる自動車リサイクルへの社会的要請とユーザーの整備コスト削減に対応して需要拡大する自動車リサイクル部品市場に焦点をあて、リサイクル部品市場の現状と展望について市場調査を行った。

調査期間
2003年9月~2003年12月

調査対象
解体業者、リサイクル部品流通ネットワーク、リサイクル部品卸商、シュレッダー業者、自動車メーカー、リビルト部品メーカー、損害保険会社

調査方法
弊社研究員による直接面接取材を主体とし、電話調査を併用

調査結果サマリー
国内自動車リサイクル部品市場規模推定:1 060億円
自動車リサイクル部品はユーザーの整備コスト削減要求が高まる中で市場が拡大。
前回調査(2001年)955億円から11%増の1060億円に拡大。

中古部品が自動車リサイクル部品市場拡大の中心
自動車リサイクル部品市場のうち、中古部品は87%を占める920億円と推計。品目別では外装部品が5割を占めるものの、品質保証体制の充実により機能部品・電装部品が徐々に拡大傾向。リビルト部品は市場規模140億円と推定。リビルト部品価格の低下とリビルト部品品質評価から中古部品需要を取り込み拡大。

中古部品流通の担い手はリサイクル部品販売流通ネットワーク
中古部品をコンピューターネット上で取引きするリサイクル部品流通ネットワークの誕生により市場は拡大。中古部品市場に占めるリサイクル部品流通ネットワークグループによって取引きされる規模は中古部品市場の78%、720億円と推計。
各グループは供給力向上を目的に統合、システム接続が進み、NGPグループ/パーツステーション/JAPRAの3ネットワークで市場の60%以上を占める。

2005年自動車リサイクル法により、リサイクル部品市場は新たな段階へ
自動車リサイクル法施行により排出業者の解体業者への選別が進む。また大手資本の参入も相次いでおり、解体処理効率化からマテリアルリサイクルが高まる可能性も。ただ自動車メーカーがリサイクル部品販売を強化するなど市場拡大余地は大。現状は単価下落もあり市場は横ばいだが1 500~2 000億円程度までは拡大予測。

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