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菱食/平成15年12月期決算短信(連結)

2004年02月26日/未分類

(株)菱食の平成15年12月期決算短信(連結)経営成績は下記のとおり。

当連結会計年度のわが国経済は、デジタル関連業種など製造業を中心に企業収益の改善が見受けられ、輸出や設備投資の増大等により景気は緩やかな回復傾向となったが、中小企業の業績の低迷、また依然として停滞した雇用情勢、将来の不安等から、引き続き個人消費は低調に推移し、全面的回復とは言い難い状況にて推移した。

食品流通業界も、オーバーストアやグローバル化に伴う競争の激化により、商品単価は下落し、長梅雨と冷夏及び暖冬による天候不順、食の安全性を確保するための対応強化等、依然として厳しい経営環境となった。

このような状況であったが、同社グループは従来からの基本方針である「価値ある卸機能の拡充」と「ローコスト経営」の徹底に努め、取組み小売業との関係を一層強化し、業績の向上に努めた。

方針に基づき、当連結会計年度においても組織の改編、物流関連設備の統廃合、さらに取組小売業の専用センター立ち上げ等諸施策を実行した。

特記すべきことは、会社分割したフードサービス・低温食品事業部門((株)リョーショクフードサービス)と(株)ユキワとの合併を行い、(株)アールワイフードサービスを発足させたことで、これにより加工食品、フードサービス・低温食品、酒類、菓子の全温度帯のフルライン化が完成した。

当連結会計年度の業績は(株)アールワイフードサービス(旧(株)リョーショクフードサービス)が9月期決算のため、1~9月数値のみを連結することとなったが、売上高は1兆614億8百万円と、前期比48億53百万円(0.5%)の微増となり、経常利益も100億39百万円と、前期比1億70百万円(1.7%)増加した。

当期純利益は、特別損益の改善もあり、当初の業績予想を上回る52億28百万円を計上、前期比3億11百万円(6.3%)の増加となった。

次期の見通し
平成16年度は、輸出・設備投資主導による景気回復の期待はあるが、海外経済情勢の変化と昨年末からの急激な円高局面が日本経済に悪影響を及ぼす可能性もあり、予断を許さない状況にある。

食品流通業界も、消費者の食品の品質や安全性に対する関心のより一層の高まり、女性の社会進出の定着、またシルバー世代の拡大等社会構造の変化に対応し、消費起点型流通の充実・強化等、さらなる進化が要請される環境にある。

このような変化の激しい経営環境に対処するため、同社グループは経営体質の一層の強化を至上課題とし、「NEW-TOMASの有効活用」などにより、「価値ある卸機能の拡充」と「ローコスト経営」を引き続き推進し、4カテゴリーカンパニー(加工食品、フードサービス・低温食品、酒類、菓子)の総合力を有機的に結集して、食のフルライン体制により、グループ経営を本格化させる。

これにより、次期の業績は、売上高1兆2 500億円(前期比17.8%増)、経常利益125億円(前期比24.5%増)、当期純利益57億50百万円(前期比10.0%増)を見込んでいる。

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