LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

菱食/中間期で19億円純損失、物流センターなどコスト増

2006年08月17日/物流施設

(株)菱食は、平成18年12月期中間決算短信(連結)の経営成績で、取組先小売業との更なる取組強化を図るため、特定取組先小売業向け専用センター(SDC)として、平成18年2月に「尼崎専用物流事業所」を新設、同月に「甲府専用物流事業所」を増設、6月には「岩沼専用物流事業所」を増設した。

また、汎用型フルライン物流センターとして初めて常温帯・低温帯に対応した「広島フルライン物流センター」を2月に新設し、加工食品、低温食品・フードサービス、酒類、菓子のフルラインによる提供技術の革新の実現に向け進めた。

この結果、売上高は、スーパーマーケット業態における取組強化や新規連結子会社の寄与等により、前年同期比6.2%増の6,429億25百万円となったが、利益は、販売競争の激化による利益率の低下や新設物流センター稼働に伴うコスト増と新規連結子会社の影響等により販管費が増加し、営業利益は61.5%減少の11億11百万円、経常利益も前年同期比55.5%減少の14億28百万円となった。

また、固定資産の減損損失(24億31百万円)を特別損失として計上した影響等により19億43百万円の中間純損失となった。

通期の見通しでは、情報システム「NEW-TOMAS」を基盤としたロジスティクス機能、マーチャンダイジング機能の強化に注力し、卸機能のさらなる拡充と業績の向上に努める。

また、平成18年10月に予定している(株)アールワイフードサービスとの合併により、さらなる卸売事業のレベルアップを図り、変化の著しい市場環境の中、全温度帯フルライン機能をさらに進化させ、取組先の視点に立ち、顧客満足の最大化を図る。

売上高は(株)アールワイフードサービスとの合併の影響もあり1兆4,600億円(前期比13.4%増)と大幅な増加を見込んでいるが、利益は、中間期同様、販売競争の激化の影響による利益率の低下および新設物流センター稼働等に伴うコスト増により経常利益102億円(前期比20.2%減)、当期純利益は、固定資産の減損損失の影響により22億円(前期比62.5%減)を見込んでいる。

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース