三菱重工業（株）は、中国大手の製紙機械メーカーである博恒星機電設備有限公司（以下：博恒星機電）と、山東省博市に製紙機械の製造・販売・サービスを行う合弁会社を設立することで合意した。
設立するる合弁会社は「三菱重工恒星博造紙機械有限公司」。4月に設立、10月から操業を開始する。資本金は約7億円で、出資比率は三菱重工業60％、博恒星機電40％。技術供与により、中型製紙機械の製造・販売を行い、4年後で受注20億円規模を目指す。従業員数は約100人。
新会社では、同社の研究開発も含めた総合的な技術力と、博恒星機電のすぐれた設備能力と中国市場での販売力の相互の組み合わせにより、中型製紙機械の拡販をはかる。
また、当社が中国向けに納入した大型製紙機械のアフターサービス拠点としても機能させる。
山東省は中国における紙需要の約20％を生産する製紙産業の中心地で、省内には中国の製紙企業生産量上位20社のうち6社がある。新会社の本社所在地となる博市は同省のほぼ中央に位置し、省都済南（JINAN）市、沿岸部の青島市に次ぐ3番目の都市。
