（株）サトーは、食品のトレーサビリティや物流の分野、あるいは図書館、病院など様々な分野においてICタグ・ラベルを活用する動きが活発になっており、ICタグ・ラベルの生産体制の増強した。
用途や使用現場の環境に合わせてバーコードプリンタとそのサプライ製品（ラベル、タグ、リボン）を提供しているが、基材（ラベル原紙やカーボンリボン）の研究、開発を行うとともに、プリンタとサプライのマッチング、印字品質、スキャナによる読み取り等を社内で厳しくテストし、製品の安定供給につとめてきた。
ICタグ・ラベルを利用するシステムでは、バーコードシステム以上にハード（プリンタ、リーダ・ライタ）とサプライ（ICタグ・ラベル）のマッチングとサプライの品質管理が重要なため、設備を新たに導入し、ICタグ・ラベルの開発、生産体制を一層強化した。
この設備は、ICタグ・ラベル製品を通して情報の読み取りや書き込み、アンテナの位置、インレットの曲がりなどを判定し、不良品があれば自動的に排出する。
ICタグ・ラベルの中に万が一不良品があれば、生産ライン停止の原因になってしまい、そのような事態を防ぐためにも、納入前の製品の品質管理と不良品の除去は特に重要。
導入した設備のリーダ・ライタモジュールは各種インレットに対応しており、小ロット生産も可能となっている。
