（株）商船三井は、中国広州市において、シノトランス社（中国対外貿易運輸総公司）との間で、中国における自動車（完成車）輸送業務を行う合弁会社を設立した。
今後、増加が期待される中国からの輸出、ならびに中国国内輸送のニーズに対応するため、中国で広範に物流事業を展開するシノトランス社とともに、自動車物流事業を展開する。
新しい合弁会社は、今秋から600～700台積みの自動車船2隻を投入して、主たる自動車生産地でかつ市場でもある華南(広州)、華東(上海)、華北(天津)を結ぶウイークリーサービスを展開する。
なお、運航はシノトランス集団の内航会社が担当し、商船三井は合弁会社を通じて、40年近くにわたり世界各地への完成車輸送に携わってきたノウハウを提供し、共同でサービスを実施する。
会社概要
社名：中外運-商船三井航運有限公司
（英文名：SINOTRANS-MOLShippingCo.Ltd.）
所在地：中国広東省広州市
資本金：800万米ドル
出資比率：商船三井49％／シノトランス51％
役員：董事長王春林（シノトランス総裁助理）
副董事長萩原節泰（商船三井常務執行役員）
従業員：15名（予定）
設立日：2004年4月初め（営業許可取得予定）
営業種目：中国における自動車海上輸送の貨物集荷活動および配船方針策定
