(株)キユーソー流通システムの平成16年11月期第1四半期業績の概況(連結)の経営成績は下記のとおり。
当第1四半期は、企業収益の改善と設備投資の増加に支えられ景気は緩やかな回復の兆しが見られるものの、雇用情勢は完全失業率が高水準で推移しており、また、個人消費も横ばいを続けていることから、依然、厳しい状況にあった。
このような状況のもと、食品物流業界も消費者の低価格志向、消費の伸び悩みなどにより、収受料金は低迷しており、厳しい経営環境が続いているが、同社グループは当連結会計年度より中期経営計画をスタートさせ、顧客中心主義に基づいた積極的な提案型営業活動を推進し、取扱い貨物量の増加をはかるとともに、普通倉庫から冷蔵庫への改造による低温保管能力強化と、全地球測位システム(GPS)・デジタル式タコメーター(運行記録計)の車両搭載着手等、一層の機能向上に努めた。
以上の結果、連結業績は、営業収益294億95百万円、営業利益8億64百万円、経常利益8億22百万円、当期純利益3億4百万円となった。
なお、当第1四半期の営業収益と利益面は、例年の1月~2月における物量減少時期をはさんでの結果からすると、業績予想(中間期)における営業収益49.2%、営業利益51.4%、経常利益52.0%と当期純利益46.8%の達成となっており、おおむね計画通りの推移と判断している。