（株）矢野経済研究所は「2004年版非接触ICカード市場に関する調査結果」をまとめた。
調査結果サマリー
・非接触ICカードの国内市場規模は、2003年度（2003／4～2004／3）見込において2 148万枚（前年度比161％）であった。また、需要予測については2005年度（2005／4～2006／3）予測が5 835万枚（2003年度比272％）となり、2010年度（2010／4～2011／3）予測が1億6 550万枚（2005年度比320％）となった。
・2003年度の需要分野別構成比としては、数量ベースで、行政分野（住民基本台帳カード、運転免許証、健康保険証、パスポートなど）が38.7％、流通分野（電子マネー、プリペイドカード、ポイントカードなど）が30.2％、交通・運輸分野が18.1％、アミューズメント分野が6.6％、ID分野（社員証、学生証など）が4.8％、通信分野が0.6％、その他分野が0.9％と算出された。
・2005年度～2010年度にかけてのアプリケーション別の需要予測については、交通・運輸分野（鉄道・バスなど）や行政分野（住民基本台帳カード、運転免許証、健康保険証、パスポートなど）、ID分野（入退室管理）などが利用者の利便性向上を受け大きく成長する。さらに、今後は交通分野と流通分野やID分野と金融分野などのマルチアプリケーションが大きく進展することが予想され、運用面での課題は残すもののますますの市場拡大が見込まれている。
資料体裁
発刊日：2004年3月31日
体裁：A4判393頁
定価：168 000円（本体価格：160 000円消費税等：8 000円）
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