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バンダイロジパル/平成16年2月期決算短信(連結)

2004年04月22日/未分類

(株)バンダイロジパルは、平成16年2月期決算短信(連結)を発表した。

経営成績
(当期におけるわが国経済は、企業の設備投資を主軸に輸出・生産ともに緩やかながら増加し、景気の底入れ局面に入ったとされているが、雇用情勢や個人消費は持ち直しの動きが見られるものの、本格的な回復には至らず、依然厳しい状況で推移した。

物流業界は、トラック貨物輸送量が緩やかな回復傾向にはあるものの、運賃水準は依然として低調な水準が続いており、環境規制への対応も含めここ数年の厳しい状況に変化なく推移した。

このような状況の中でグループは、国際一貫物流を核とし、品質と生産性を重視した事業基盤の確立と新規顧客獲得のための積極的な営業活動を推進した。

物流事業は、国際一貫物流サービスの機能充実を図るとともに、より一層のサービス品質の向上に努め、その結果、当期の連結業績は営業収益101億2千2百万円(前年同期比1.8%増)、営業利益5億3百万円(前年同期比9.0%増)、経常利益5億2千3百万円(前年同期比4.8%増)、当期純利益2億5千4百万円(前年同期比41.2%増)となった。

当期の主な事業別の概況
物流事業物流事業は、拠点政策の一環として東京湾岸地区における2ヵ所の営業拠点を統合し、業務の効率化を図った。また、国際一貫物流の強化・拡大を図るため、上海準備室を開設するなど中国国内での事業展開を視野に入れた活動を進めるとともに、同社の子会社であるBANDAILOGIPAL(H.K.)LTD.との連携をより深め、国際貨物獲得のため積極的な営業活動を推進した。

また、ISO9001の認証を全営業所において取得するなど、一層の業務品質の向上に努める一方、玩具関連以外の業種へも積極的な営業活動を展開し、ドラッグチェーンストアのセンター業務と自転車の組立てを含めた保管・配送業務などを受託した。

この結果、当期の営業収益は97億4千1百万円(前年同期比0.9%増)となった。

その他の事業
子会社のバンダイ自動車(株)において、新規サービスの開発を進める一方、積極的な提案営業を展開し、新規顧客開拓と整備車両台数の増大に努めた結果、営業収益は3億8千1百万円(前年同期比34.2%増)となった。

次期の業績見通し
次期の経済環境は、輸出、生産ともに増加傾向にあり景気好転の兆しは見受けられるが、個人消費や雇用情勢の推移については楽観できない状況にある。物流業界は、企業の環境問題への対応に関心が高まる中、平成15年10月より首都圏1都3県で施行されたディーゼル車排出ガス規制による設備投資の増加など環境に関わる負担が増えている。

このような状況の中、同社グループは、国土交通省が推進している交通エコロジー・モビリティ財団によるグリーン経営認証制度の認証取得や環境国際規格ISO14001の認証取得など積極的に環境問題に取り組んでいる。

また、より高い顧客満足を目指し、高い作業精度と生産性を実現するため、情報システムや作業環境の整備、協力会社とのパートナーシップ強化など業務の合理化に努めている。

加えて、国際一貫物流の拡充策としては、子会社であるBANDAILOGIPAL(H.K.)LTD.との連携を推し進めていく一方、中国・上海地区における現地法人設立に向けた準備を進めていく。

この結果、平成17年2月期の連結業績は、営業収益109億円(前年同期比7.7%増)、経常利益5億8千万円(前年同期比15.3%増)、当期純利益3億1千万円(前年同期比22.0%増)を計画しており、次期の利益配当金は、1株当たり中間配当金7円50銭を含め、年間15円を予定している。

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