NTT西日本と（株）エヌ・ティ・ティネオメイト（以下：NTTネオメイト）は、酒販店、酒類卸会社、酒造メーカなど酒類業界における商品の受発注や、新商品・売れ筋情報などの電子化された各種情報を、インターネットを介して交換し、酒類業界全体の業務の効率化とスピード化を実現する「酒類業界向け共同利用型EDIソリューション」を平成16年5月1日から提供開始する。
NTT西日本とNTTネオメイトの両社は、業界団体である全国酒販協同組合連合会へのきめ細かいコンサルティングおよびヒアリングを実施することにより、酒類業界の業務に特化した共同利用型EDIソリューションを開発した。
同ソリューションは、データセンタを活用した共同利用型のEDIシステムを採用するため、利用企業において、インターネット環境さえあれば、サーバやアプリケーションソフトなどの設備を新たに構築・設定する必要がないため、低コストでスピーディーな導入を可能にするほか、万全の運用・保守サービスにより導入後も安心して利用できる。
業界団体である全国酒販協同組合連合会と連携し、酒造メーカ、酒類卸会社、酒販店など酒類業界全体に対して、業務フローの細分化や真の課題点を抽出するためのコンサルティングとヒアリング調査を行い、業界全体の課題に的確に対応する酒類業界特化型の新ソリューションを開発した。
同ソリューションは、利用企業が、インターネットを介してデータセンタに設置した共同利用のEDIサーバにアクセスすることで、受発注や在庫確認、商品情報の配信などを低コストかつ簡単に行うことができるため、酒類業界全体でのデータ共有によるビジネスプロセスの全体最適化を実現する。
ソリューションの用途・メリット
・酒販店：商品の発注を電子化することで、スピーディーな処理を実現するとともに、発注ミスや漏れを防止できます。また、在庫状況や注文履歴の確認、売れ筋商品など販売促進につながる有益な情報のリアルタイムな入手が可能。
・卸会社：酒販店からの受注情報を電子的に受け取れるため、受注処理に係る稼働を削減できる。
・酒造メーカ：酒販店や卸会社の注文状況がリアルタイムに入手でき、顧客のニーズを即座に生産や開発に反映させることが可能。また新商品情報を酒販店などにタイムリーに配信することができる。
