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アサヒビール/北京ビールの新工場操業開始

2004年05月16日/未分類

アサヒビール(株)と伊藤忠商事(株)が出資する中国のビール会社である北京朝日有限公司(以下:北京ビール)が、建設を進めていた新工場が操業をはじめ、5月より新工場で製造された新しい「北京」の出荷を開始した。

これまで北京ビールの工場は北京市の中心部に位置していたが、北京オリンピック開催を背景に北京市は中心部の再開発を進めており、北京朝日有限公司もこれを契機に郊外の懐柔区に移転し、新鋭工場を建設したもの。

新工場は、『最先端の生ビール技術と、環境保全技術を盛り込んだ「グリーン北京工場」』をコンセプトに建設。北京市が推進する環境保護・環境整備の取組みに沿って、アサヒビール(株)の環境保全技術を活用した環境保全型であり、また、生(非熱処理)ビール生産を前提にした新鋭工場。新工場の生産能力は、操業当初は年間5万KLで、順次、10万KLに拡大する予定。

新鋭の生ビール製造技術に関しては、全工程を無菌化するとともに、日本のアサヒビール各工場で順次導入している「抗酸化製造法」を採用、アサヒビール(株)のもつ最先端の生ビール製造技術を導入している。

環境保全面では、水や熱の再利用システムを導入し、使用エネルギー・用水原単位を大幅に削減します。用水については、工程で使用した水を別工程で再利用するほか、排水処理後の水を庭園の散水に使用するなど、使用原単位の削減を進めます。熱エネルギーについても、排熱の再利用を徹底する熱のクローズドシステムを採用し、省エネルギー化を図っている。

また、緑と水の豊かな懐柔区にふさわしい工場とするため、敷地面積の30%以上を緑地とし緑の豊かな工場とした。

【北京朝日有限公司及び新工場概要】
所在地:北京市懐柔区雁栖工業開発区雁栖路北1号
董事長:大澤正彦
総経理:山田昭一
出資構成:
アサヒビール(株)、伊藤忠商事(株)による共同持株会社55%
北京一軽控股有限責任公司45%
工場敷地面積167,455m2
工場建物概要
構造:鉄筋コンクリート造/平屋及び3階建
建築面積約20,100m2
延床面積約26,400m2
工場設備
生産能力:稼動当初5万KL/年
順次10万KL/年に増強予定
びん、缶、樽のパッケージングラインを各1列設置
工場投資総額:50億円

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