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光英システム/「新運行管理ASPサービス」開発、販売開始

2004年05月19日/未分類

光英システム(株)は、ASP(ApplicationServiceProvider)による長距離輸送、共同配送の配送計画と車両動態管理を組み合わせた「新運行管理ASPサービス」を開発、販売を開始した。

同時に、大幅に機能強化を図ったトラック車両管理用の車載端末機「K220」を開発、同時に販売する。

「新運行管理ASPサービス」は、同社の配車計画システム「配車エキスパート」と、トラック車両に装着する車載端末機、車載端末機のデータをASPにより、事務所のパソコンでリアルに管理し、システムを連動させたもの。

当初のユーザー対象はコンビニエンスストアなどの店舗への配送車両の管理をリアルに把握する手法として、GPSのデータを随時、携帯電話のDoPa通信網を利用して、随時、車両の位置、走行状態、トラック内の温度データを事務所側でリアルに把握できるシステムとして開発した。

■長距離便用運行管理ASPサービス
拠点間輸送を行う長距離便(2日~5日)トラックの運行管理用に開発したもので、全国どこでもリアルタイムに運行状況をインターネットで、運行管理者、配送依頼人、荷受人が確認できることで、従来に比較して、ドライバーへ直接、配車変更ができるため適切な配車への指示ができるとともに、リアルな運行内容の把握による運転日報の自動作成、安全運行の適切な対応がリアルに行えるため、運行の安全、輸送品質を高いレベルで保証することが可能となった。

システムの特徴
1.運行状況をリアルタイムで確認できるため運行管理者は配送計画を適切に出す事が可能(実車率、稼働率の向上、帰り荷の獲得、安全管理の徹底、労務管理の徹底)になる。
2.ドライバーは無操作で、運行状況がDoPa回線を通して通信されるので、運行管理者、荷物依頼人、荷受人、ドライバーの生産性が向上、関係者間の信頼性が向上する。
3.低価格で全国の配送状況をリアルタイムで把握するシステムを構築できる。

■共同配送用運行管理ASPサービス
共同配送は荷主が複数で、積み込む荷物の種類も多く、時間指定、配送条件も複雑なため、システム化が困難だったが、食品分野の共同配送に従事している(株)新晃の協力を得て、ドライバーは無操作で運転日報などの必要帳票が出力される共同配送用の新運行管理ASPサービスを完成したもの。

共同配送は荷主の増減、配送先の増減、荷量の増減が激しく変化するため「人」、「車両」、「配送コース」の管理を徹底しないと利益が出ない業務です。新運行管理ASPサービスは、車載端末を利用することで、共同配送における複雑な「人」、「車両」、「配送コース」の管理をわかりやすく、具体的な改善提案を導き出すツールとして開発した。

「ドライバー」、「トラック車両」、「配送ルート」を計画した内容と実際の運行状況をリアルなレベルで、その差異をきめ細かく配車と運行、配置、ルートを分析検証できることで、徹底した共同配送上の具体的な課題をリアルなデータに基づいて、業務改善を具体的に行うことできる。

その結果、車両の実車率、稼働率、積載率を上げるとともに、配送ルートの見直しによるドライバーの稼働時間の効率化、平準化を図られ、大幅なコスト低減と作業効率のアップを図ることが可能になる。

システムの特徴
1.安全管理の徹底
法定速度の遵守、車間距離を保ち急ブレーキを激減させる。急加速の禁止できることで、事故の減少、保険料の低減、燃費の向上(10%以上)、荷主の信頼を得られる。

2.積み込み時間、配送時間、荷卸し時間の時間管理の徹底
車載端末を利用してデータを蓄積し、積み込み時間、配送時間、荷卸し時間の標準化を図り、ドライバーの生産性の向上を図ることができるため、無理、無駄の運行指示を無くして、効率的な配送計画を作成できる。

3.ドライバーの勤務時間の削減
ドライバーが無操作で運転日報作成できるため、ドライバーの勤務時間の軽減ができる。

4.事務処理コストの削減
共同配送は荷主ごとに単価、配送条件が違うので、事務処理がかかるので、システムを利用して最小の要員で処理可能になる。
メリット:車載端末から得られたデータを利用して、二重の入力を回避する。

5.経営の合理化に利用
「人」「車両」「配送コース」など全てのデータをサーバーに一元管理しているので、「人」と「車両」が有効利用されるように、配送コースを地図上に時間を止めて眺めると、同一時間に複数の車両が同一の地域を走行していたり、車両が遊んでいたり、人が遊んでいたり、空車で近くを走行している様子が地図上にプロットされる。

6.従来の運行管理では時間軸と地理位置を三次元表示できないため、人、車両、配送コースの見直しは非常に困難だった。DoPa通信による低価格で、インターネットの普及により、画期的な合理化の道具が提供可能になった。

■車載端末機「K220」
複雑な車両の運行状況を把握するには車両側の車載端末機の高機能化をはかるとともに、システムの大幅な見直しを行う必要が出てきたため、新たに車載端末機「K220」を開発した。

従来に比較して、ドライバーが操作できる機能を設け、よりきめ細かなデータを取り入れるとともに、コンピュータ部分をバージョンアップさせ、処理スピードのアップ、記録容量のアップ、システムの安定性向上を図り、操作パネルには、6つの操作項目(始業・終業、空車・実車、休憩・待機、荷卸し、積み込み、高速道・一般道)を設け、こういった情報がASPでリアルに把握できる。

機器構成:車載コンピュータ本体、DoPa通信機NTTDocomoMobilARK、6連ボタン、DoPaアンテナ、GPSアンテナ。(オプション=温度表示機、温度センサー)
価格:12万円(1台)(通信機、ASPサービス費用、通信費用、取り付け費用、温度センサーは別途費用)

■今後の展開について
「新運行管理ASPサービス」は、配車計画システム「配車エキスパート」と車載端末機とASPによるシステムを連動したトータルでTMSを提供するシステム。3年前からの発売で50ユーザー1000台の車載端末機の販売実績を上げ、今回の新製品発売によって、対応できる業務が広がり、車載端末機で1万台の販売を見込んでいる。

問合せ先
光英システム株式会社
システム営業部谷村
東京都新宿区西新宿8-4-5ケイタツ第一ビル5F
電話03-5389-3433
http://www.kouei.co.jp
info@kouei.co.jp

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