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名港海運/平成16年3月期決算短信(連結)

2004年05月24日/未分類

名港海運(株)の平成16年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、自動車と自動車関連企業や産業機械の堅調な荷動きに支えられ、輸出入貨物の取扱が増加となり、前年実績を上回った。

輸出貨物が好調な自動車部品を始め、設備機器や工作機械等が増加となったが、輸入貨物は、製材・日用品雑貨・合金鉄等が増加となったものの、BSEや鳥インフルエンザ等の影響を受け、食品・穀類等が減少した。

取扱は、主力の港湾運送料を始め、上屋倉庫保管料・陸上運送料・梱包作業料・土地建物賃貸料・その他の部門は増加となったが、内航海上運送料・航空貨物運送料・検数料及び手数料の部門は減少となった。

連結業績は、連結売上高が、510億58百万円と前年同期と比べ1億43百万円(0.3%)の増収と。経常利益は、作業の合理化や一般管理費の一層の削減に努めた結果、33億94百万円と前年同期と比べ6億29百万円(22.8%)の増益。当期純利益は、株価上昇により特別損失が減少し、16億25百万円と前年同期と比べ3億13百万円(23.9%)の増益。

セグメント別の概況
港湾運送とその関連事業主要なる部門の業績は、港湾運送部門は、在来船、自動車専用船、コンテナ船の船内作業及び輸出入コンテナ貨物の沿岸荷役作業は共に増加となった。しかしながら、引き続く物流の合理化や作業料金の見直しによる影響を受け、売上高は昨年並で推移した。

陸上運送部門は、輸出入コンテナ貨物の取扱増加に加え、国内向住宅用建材を始め、鋼材輸送の取扱が増加した。

内航海上運送部門は、国内景気の回復から鋼材輸送は増加となったが、中部国際空港向けの土砂輸送は昨年1月に終了となり、取扱が減少した。

航空貨物運送部門は、欧州からの輸入自動車部品の輸送手段の変更や、上半期におけるSARSの影響による名古屋空港発着便の減少、また、九州地区での東南アジア向の輸出取扱貨物等が減少した。

この結果、売上高は446億50百万円と前年同期と比べ8百万円の減収、営業利益は25億88百万円と前年同期と比べ4億52百万円(21.2%)の増益となった。

倉庫・賃貸事業当部門の保管貨物は、自動車部品、工作機械、電気部品等の輸出貨物や、製材、一般雑貨の輸入貨物の取扱が増加した。この結果、売上高は64億8百万円と前年同期と比べ1億52百万円(2.4%)の増収、営業利益は3億17百万円と前年同期と比べ1億61百万円(103.0%)の増益。

次期の見通し
米国経済の堅調な推移の影響を受けて、欧州・アジア経済は順調に回復しており、また、中国経済は輸出を中心として、相変らず堅調さを維持するものと思われる。

一方、国内経済も景気の回復に向けた動きのなかで、個人消費・雇用環境に一部明るさが見られ、設備投資の増加や株価の上昇等の要因もあり、緩やかながら堅調に推移するものと思われる。

このような事業環境の下、平成17年3月期(平成16年度)の業績予想は、連結業績予想売上高510億00百万円(前期比0.1%減)、経常利益30億50百万円(前期比10.1%減)、当期純利益15億50百万円(前期比4.6%減)。

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