センコン物流（株）の平成16年3月期決算短信（連結）の経営成績は下記のとおり。
同社グループは、陸海空の複合一貫輸送体制による提案型営業を進めるとともに、新規物流ニーズを創出すべく地域密着サービスの充実を積極的に図った。
その結果、乗用車販売事業及び中食事業の売上増加が寄与し、連結営業収益は11 592百万円（対前連結会計年度比104.8％）となったが、倉庫事業の減収による固定費負担等により連結営業収益は115百万円（対前連結会計年度比89.0％）。連結経常利益は雇用創出しての補助金等を受けたので157百万円（対前連結会計年度比191.2％）となった。
セグメント別の概況
運送事業
国内貨物輸送取扱量が減少した中で、国際貨物取扱量の増加によりカバーしたが、営業収益は4 751百万円（対前連結会計年度比99.5％）、営業利益は216百万円（対前連結会計年度比113.7％）となった。
倉庫事業
既存顧客の拡大による保管量の確保はしたものの、物流コスト削減要請による受注額の減少と不採算業務の見直し等により営業収益は1 445百万円（対前連結会計年度比92.8％）、営業利益は285百万円（対前連結会計年度比92.3％）となった。
乗用車販売事業、中食事業、その他事業（省略）
次期の見通し
既存の経営資源を最大限に生かしながら、積極的な人材登用と育成並びにITを駆使した物流システムの提案型営業を継続するとともに、新しい物流ニーズの創出のため新規分野へも積極的に進出し、従来の枠にとらわれない創造力と行動力で収益力の強化と低コスト体質の確立を図っていく。
次期の業績見通しは、連結営業収益12 500百万円、連結経常利益250百万円、連結当期純利益40百万円を見込んでいる。
