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鈴与シンワート/平成16年3月期決算短信(連結)

2004年05月26日/未分類

鈴与シンワート(株)の平成16年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

同社グループの情報サービス事業は、大型案件の受注により、売上高は堅調に推移したが、不採算プロジェクトの発生や主要顧客からの単価切り下げに対する対応の遅れなどがあり、利益面では低水準であった。

一方、物流事業全体としては、建材関連荷役量の減少や料金値下げにより売上高は予想を下回ったが、業務の効率化やコスト削減に努めた結果、利益面では予想を上回った。

以上の事業展開により、全体としての売上高は84億20百万円となり、物流事業の利益率が改善して売上総利益が増加したことにより、経常利益は1億90百万円となった。

また、子会社清算損および法人税等調整額などの計上、情報サービス事業子会社における棚卸資産の評価基準の見直しに伴う特別損失を計上したことにより、当期純利益は96百万円となった。

セグメント別の概況
情報サービス事業
公共系における福祉案件や一般民需における物流プロダクト案件および金融系の一括案件といった大型案件を受注したことにより、売上高は44億48百万円となった。

物流事業
物流事業全体の売上高は、39億41百万円だが、陸運事業は、主要貨物である小麦粉の取扱いは堅調に推移し、一方の主要貨物であるセメントの取扱量の減少および料金値下げが大きく影響し、売上高は18億27百万円となった。

海運事業は、建材等の荷役取扱いが減少したが、海貨取扱いの増加があったことにより9億26百万円。また、商事事業はリスク回避のため、骨材販売量を減少させたことにより、売上高は2億54百万円。

倉庫事業は、前連結会計年度中に倉庫運営の一部をグループ会社に移管したことにより、売上が減少したが、当連結会計年度はこの影響が通期に及んだことや一部貨物の取扱い減少があったため、売上高は9億32百万円。

その他事業は、不動産賃貸で売上高は30百万円。

次期の見通し
今後のわが国経済は、景気回復の基調にはあるものの、依然として厳しい経営環境は続くものと思われる。

このような環境の中で、中期3ヵ年経営計画の2年目として、情報サービス事業は体質の強化を図りながら、営業力を発揮して受注につなげるとともに、当連結会計年度に開発したIP電話の販売を強力に推し進め、また物流事業においてはコンテナ関連事業をさらに伸ばし、新規顧客や貨物を獲得することにより、平成17年3月期の通期業績は、売上高92億円、経常利益2億3百万円、当期純利益1億40百万円を予定している。

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